みなさまこんにちは。アクセサリーショップ「Accesworld」店長のひぐちです。今回はネットショップ運営の裏側についてのお話です。
実は当店、本記事執筆現在でヤフーショッピングが強制休店中となっています。理由はお客様対応でも規約違反でもありません。本人確認ができないから。
開店する際に本人確認を行い、無事開店することができました。しかしあるとき突然再度本人確認が再度必要だからマイナンバーと開業届を提出してくださいと連絡があり、指示通りに提出したところ強制休店となりました。
ヤフーショッピングが強制休店になるまでの経緯
当店は2023年4月13日に開業しクレームもなくスムーズなストア運営を続けていました。まだまだ開店直後と言うこともありあまり注文数も多くありませんでしたが、ストアマッチ広告の効果もありちょくちょくではありますが販売できていた状況です。
そんな中、在庫の保管場所もなくなってきたので引っ越すことにしました。それと同時にヤフーショッピングにも住所変更の申請を行いました。そこで引っ越し先の住所を証明するために再度本人確認が必要になりました。
しかし何度送っても申請を受け付けてもらえず再申請することに。何度も提出・再提出を繰り返している内にストアの強制休店になってしまいました。
この対応はどうなのヤフーショッピング?
強制休店中、強制休店を解除するために何度もヤフーショッピング運営とのやりとりを重ねてきました。その中で「正直この対応はどうなの?」と思うことが多々ありました。そこでここでは実際の体験談を元に、この対応はいかがなものなのだろうかと感じた部分をお伝えします。
本人確認が却下された理由を聞くまで教えてくれない
まずはじめに本人確認が却下されてしまった理由を聞くまで教えてくれない点が挙げられます。本人確認が失敗した際に「この記事を読んで自分でどこがダメだったか探してね」というテンプレートメールが送られてきます。なぜ申請が却下されたのか教えてもらうことができません。
結果、記事を熟読して何度申請しても却下され続けてしまい強制休店まで追い込まれてしまいました。
ただ実はメールに返信すれば却下理由を教えてもらうことができるんです。それならはじめからメールに記載してよと思います。何度も申請・却下を繰り返すよりメールに一言理由を記載してくれればお互いにスムーズに事を進めることができたのではないでしょうか。
メールの返信が遅すぎる
本人確認ができない理由としてヤフーショッピングから開示された理由は開業届に記載の住所とヤフーショッピングに登録している住所が一致しないというものでした。たしかに開業届の「納税地」に記載の住所とヤフーショッピングに登録の住所が異なっています。
しかしそれは引っ越しによるものです。引っ越した際に移転するための開業届を税務署へ再提出しました。その際に納税地の欄には古い住所を記載し、新設・移転後の所在地に新しい住所を記載するルールになっています。(参考:起業の窓口マガジン)
しかしヤフーショッピングは納税地に記載している古い住所とヤフーショッピングに登録している新しい住所を比較した結果、本人確認ができず強制休店になったのだと考えました。そこで下記のような質問を2024年9月2日に送信。
2024年9月2日に送信したメール
お世話になっております。
お忙しい中ご返信いただきまして誠にありがとうございます。
下記のようにご返信をいただきました。
不備内容:確認書類と一致しない
対象書類:開業届
住所全体が相違している
書類:古い住所
比較データ:引っ越し先の住所
そこで、一点ご質問したい事項がありご連絡させていただきます。
開業届の書類と比較データが相違しているとのことですが、
開業届の「新設・移転後の所在地」の箇所へ比較データと同じ住所を記載しております。
以前神奈川県○○市から引っ越したため、それに伴い開業届の住所も変更させていただきました。
おそらくですが、納税地の住所と比較され不備となっているかと思います。
しかし下記サイトによると開業届の住所を変更する際は、「納税地」の欄には移転前の住所、「新設・移転後の所在地」に移転先の新しい住所(比較データ)を記載すると解説されており、そのように対応し税務署へ開業届を提出させていただいております。
参考:https://kigyo.gmo/magazine/opening/list/sole-proprietorship-address-change/
(上記サイトの「住所変更する場合の開業届の注意点」の箇所を参考に住所変更の開業届を税務署へ提出いたしました)
以下引用です。
- 納税地:移転前の住所地を記載(移転後の納税地を記載しないように注意)
- 届出の区分:「開業」と「移転」をチェックする
- 屋号:これまで使っていた屋号で問題なし
- 新増設、移転後の所在地:移転後の住所と電話番号を記入
- 移転、廃止前の所在地:移転前の住所を記入
私の認識では
すでに神奈川県○○市の住所で税務署へ登録できているものと認識しています。
お手数をおかけいたしますが
今一度ご確認いただけますと幸いです。
再度納税地の住所を変更して開業届を提出する必要があるのであればそのように対応させていただきますので、その旨ご返信いただきますようお願いいたします。
お忙しい中恐縮ではございますが、
ご対応のほどよろしくお願いいたします。
それからしばらく待ちましたがヤフーショッピングからは一向に返信がありません。9月6日と12日状況の確認についてのメールを送信しましたが返信が来ることはありませんでした。
ヤフーショッピングから返信が来たのは10月1日。「新設・移転後の所在地の文字が小さく、不鮮明で読み取れませんでした」という理由で本人確認ができなかったようです。そもそも税務署公認の税務ソフト「e-TAX」を使って作った開業届。こちらでフォントの大きさを調整することなどできません。ピンぼけがないよう気をつけて撮影しました。さらに言えば、せめて一言「返信までにお時間をいただきます」など一通メールを送ることはできなかったのでしょうか。
ヤフーショッピングでは顧客からの問い合わせに12時間以内回答することを出店者に推奨しています。48時間以上返信にかかればマイナス評価。しかしヤフーショッピングの運営自身が守ることができていません。
電話で問い合わせてもメールでガイドライン担当に問い合わせての一点張り。でもその肝心のメールが返ってこないから電話しているのに!正直、どうなの?と思いました。
今後の展開に期待
2024年10月3日くらいに本人確認書類を再度提出させていただきましたが、本記事執筆時現在(2024年10月7日)もAccesworldヤフー店は強制休店状態となっています。
当店としてはなるべく早く強制休店を解除したいと思っています。正直ヤフーショッピングの運営の対応はどうなの?と思う部分もありますが、やはりヤフーショッピングはとても大きなモールであり、集客力も高いためここを外すことはできません。
ヤフーショッピングは多くの事業者を抱えており対応に時間がかかってしまうのは理解できますが、お客様を大切にするのはもちろん、もう少し出店者のことも考えていただけるとよりよいモールになるのではないかと思います。いち早く強制休店が解除されることを望みます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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